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「失敗してもいいから、やってみろ」

「失敗してもいいから、やってみろ」
「とにかくやってみろ」「まかせる」。イズミヤではそんな言葉が交わされるなかで、自立心と行動力を持つ若手社員への権限委譲がなされ、さまざまな提案がすばやく実行に移されています。失敗の可能性、リスクはもちろん承知しています。イズミヤは流通業を通して社会に貢献するという気概、前例なき行動に積極果敢に挑む気概を持つ社員にとってはチャンスに満ちた企業です。
若者向け家具売り出しを企画
人事部採用担当・冨永知孝の事例です。冨永は入社後4年間は家具売場を担当していました。イズミヤには万人受けするベーシックな家具が品揃えされていましたが、ある時、新たな売り上げをつくるために、「いままでにない感じのテイストの商品」「若者受けする家具をやったらどうか」と発想、すぐに行動に移しました。
「ちょっと、実験しましょうよ」にイズミヤは弱い
冨永は店長を説得して許可を取り付け、バイヤーに意向を伝えました。説得のキーワードは「ちょっと、実験しましょうよ」。若手が発するこの言葉に、イズミヤは弱い。さっそく、バイヤーの協力のもとでメーカーを選定し、商品を揃えました。冨永の構想として、まずは催事場を使用してセールを打つ。その好評をバネにして本格導入するというものです。催事場には冨永の構想した通りのガラスのテーブル、脚付きのソファなどが運び込まれ、見事にルーミングして展示されました。
売上目標達成率わずか30%を記録
結果は、催事場の面積・期間という資産活用から想定した、あるべき売上目標の達成率、わずか30%と記録的な数字が残りました。当時の冨永の感想は「やっぱり、自分の好みだけではあかんな」というものでした。冨永が揃えた前例のないテイストの商品は、この店舗では受け入れられず、客層に合ってないということが判明したわけです。冨永はこの事例について現在「実験としての意義はあった(笑)」ときっぱりと語っています。

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