東北大震災で米が品薄パニックになったときに、イズミヤとして西日本の米を確保するために産地を行脚し、前田は農業の実状を知りました。日本の主食である米は、担い手不足や生産者の高齢化、米消費量の減少などさまざまな問題を抱えていました。
前田「米の消費量は一人につき月間5キロを切り、昔に比べて半減しています。自分自身は家でご飯を炊いて、手間暇かけて作った食事をとりたいので『米頑張れ頑張れ』という思いがあります。日本の精緻な食文化は承継されて欲しいと思っています。小売業者は、米を作ることは出来ません。出来るのは、一生懸命に作っていただいたものを、食べていただくためのプロモーションや、生産者の思いを伝えることです」
一方で、簡便即食という世の中の流れがあります。前田は、加工食品部バイヤーとしてこれらのニーズにも対応しています。
前田「一方で私は、相反することもやっています。簡便即食という世の中の流れがあります。女性が働くようになり、専業主婦でない方はお忙しいので、家で一から十まで手作りするのではなくて、やはり簡単便利なものをというニーズが高まっています。そのニーズに対応するためにパンや麺類、即食商品など米のライバル商品を伸ばしています。会社にとっては売上と利益になりますが、心の中には葛藤があります」
前田「小売店は、ライフラインです。多くの場合、その場所に住んでいる方も、お店も変わらない。お店から提供されるもので、その方の人生が決まってしまう。例えば特別な日、誕生日や給料日など、気軽に美味しいものが買えるお店があると、食生活が豊かになります。安全で安心なものを供給されると、安全で安心な生活が成り立ちます。まがい物が入ってしまうと、不健康な生活になる。地域の暮らしを決定づけるとも言えます。そこに簡便即食への期待があるのなら、その期待以上に応え続けなければなりません。これがリアル店舗の宿命です」
自分自身、相反するという思いを持ちながらも、常に期待を上回るものを提供し続ける。これが流通業のプロフェッショナルの矜持であり、使命です。
前田「イズミヤはええ会社です。別注の問い合わせにもお応えします。高齢のお客様から『あれ無くなったん? 楽しみにしてたのに』というお声があれば、取り寄せます。お店も、本部も大変です。でも、イズミヤは声を聞いてくれる。無理ですとは言わない。これがイズミヤの文化です」
「イズミヤはええ会社、お客様に対して真面目」
前田「ドライブ、映画鑑賞、読書。そして、子供と遊ぶのが趣味です」
前田「就活は楽しい。人事部採用担当を通してですが、いろんな会社を覗いて知ることが出来る。世の中広い。具体的な目標、目的がなくてもいい。たくさんの人や会社と接点を持つことでいい出会いが必ずある、と前向きに楽観的に考える。人生楽しんだモン勝ち。情報に埋もれるほど情報が多い。情報に流されないことが大事。そのため、ふだんから情報に慣れておき、自分に必要なものそうでないものを判別出来るように慣れておく。ネット、読書、交流、、、、。就活は人それぞれ。みんなと同じでないことも大事。自分の個性。自分の生き方。悩むこともあるが自分と向き合う貴重な経験と考えて前向きに。学生時代の友達は一生の友達。社会人になって壁にぶつかったりしたとき、学生時代の先輩、後輩、同期と会うことで、何のしがらみもない学生時代に戻ることが出来る。会社の中だけで生活していると気付かないことや、大きいと思っていた悩みも案外たいしたことないように感じたり」
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